デジタルサイネージはデジタルの広告や掲示板として利用されます。最近多くの場所で見かけるようになったのは、従来の紙媒体よりも便利であることが理由となります。違いとしては印刷や貼付、廃棄が不要という点です。紙媒体は貼付する分だけ印刷する必要があり、そのためのコストも時間もかかります。
印刷したものを保管したり、運送の費用も考えなければいけません。利用する時には貼付するために人件費も時間もかかることになります。そして貼り替えの時に古いものを捨てなければいけません。デジタルサイネージはデジタルデータをSTBに保存したり、クラウド上から送信することで表示することができます。
印刷や保管、輸送と言った工程が不要です。また表示に時間も人も必要ないので短時間で情報を伝達することが可能になります。古くなった情報が削除するだけで廃棄の必要がありません。紙媒体よりもデジタルサイネージの方が費用がかからないように思えるかもしれませんが、実際にはいくつかのランニングコストがかかります。
電気代はもちろん、データの送信に必要なネットワークの利用料や設備のメンテナンス費用です。これらのほかに動画などを使った情報提供をするなら、コンテンツ製作費が紙媒体よりも高くなります。これらの費用と従来のコストを比較して、納得できるようなら切り替えることができます。安易に利用するとランニングコストでメリットがあまりないということもあるので注意しましょう。