現在レストランやコンビニエンスストアをはじめ、日本のあらゆる店舗では、コンピューターを使用したPOSレジが採用されています。このPOSレジは一体どんな特徴やメリットがあるのか説明していきます。まず、会計はもちろん、割引やポイント付加など色々な処理をボタン一つで行う事が出来るので、作業効率が上がります。多くの店舗では最小限の人員での営業が求められていますので、経費削減に一役買っています。
また、クレジットカードだけでなく、どんどん普及されているICカードなどの端末とレジを連動させることもコンピューターがあってのことです。POSレジが果たすもっとも大きな役割はデータ収集、分析が出来る事です。売上、客数、客単価、商品の出数などの基本的な数字はもちろん、曜日別、時間帯別、客層別、天候別というように細分化してのデータ収集が簡単に出来ます。全国展開している大手チェーンであれば、各店舗の状況を本部で一括管理することが出来ます。
例えばコンビニであれば、この時間帯の男性客数が少ない、この天気ではこういう商品が売れる、この時間帯は売り上げに対して人件費がかさんでいる、というデータを洗い出して、より効率よく商品開発や店舗運営といった経営戦略や改善点を見つけ出すことが出来るのです。熾烈な競争社会の中で生き残るにはこうしたデータ収集、分析が必要不可欠になっています。その競争があって日本の製品やサービスの質は世界でもトップレベルになっています。その陰にはPOSレジの力があったという訳です。