デジタルサイネージを導入する方法は購入だけでなく、リースという選択肢もあります。リースとは、中長期間にわたってリース会社から商品や資材を貸借することを指しますが、多額の初期費用がかかるケースも少なくない購入とは異なり、初期費用を抑えることができるのが最大のメリットです。また、リースでデジタルサイネージを導入すると月額利用料が発生しますが、毎月の支払い額を無理のない範囲に調整できるため、導入・運用の予算が限られる場合でも安心です。加えて、動産保険が付属しているケースが大半なので、故障などに対する不安を軽減することもできます。
さらに、契約期間が満了したら新しいデジタルサイネージへの切り替えを行うのが一般的なので、機器や設備の陳腐化を防げるというメリットもあります。一方で、リース契約は原則として中途解約することができません。中途解約する場合は違約金が発生しますが、一般的には残りの契約期間分のリース料金を支払う必要があります。また、リース契約を結ぶには審査に通過しなければなりません。
審査基準はリース会社によって異なりますが、経営状態が良好でない場合は審査落ちしてしまう恐れがあるので注意が必要です。加えて、基本的にリースを選択すると、購入するよりもトータルコストが高くなるというデメリットもあります。このようにメリットだけでなくデメリットもあるので、リースでの導入を希望する際はデメリットについても十分に理解しておくことが大切です。